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2025/02/28
シンニッタン<6319>、投資会社のスパークス・グループ<8739>によるTOBで株式を非公開化へ
シンニッタンは自動車・建設機械向けの鍛造部品の製造を主力とするが、EV(電気自動車)に代表される電動化に伴い部品ニーズが大きく変化する中、事業ポートフォリオの再構築や成長分野への重点投資を中長期の視点で推し進めるためには非公開化が必要と判断した。
TOB主体はスパークス・グループ傘下の日本株ファンドである日本モノづくり未来投資事業有限責任組合が設立したARTS-3(東京都港区)で、シンニッタンの全株式の取得を目指す。
ARTS-3によるシンニッタン株の買付価格は1株につき403円。TOB公表前日の終値208円に93.75%のプレミアムを加えた。買付予定数は3724万8538株。下限は所有割合66.67%にあたる2483万2400株。東プレ、日本製鉄などの主要株主(4者)が所有する合計22.12%の株式はTOBへの応募が決まっている。買付代金は最大約150億円。
買付期間は3月3日~4月14日の30営業日。決済の開始日は4月21日。公開買付代理人は野村証券。
シンニッタンはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。
シンニッタンは1948年に東日本鍛工として川崎市で設立。旧日本鍛工の川崎製造所を継承して鍛造品製造を始めた。1953年に新日本鍛工に社名を変更した後、1990年に現社名に改めた。1962年に東証2部に上場した(2022年4月に東証スタンダード市場へ移行)。
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