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2024/12/13

イノベーション<3970>、マーケティング支援サービスのシャノン<3976>をTOBで子会社化

イノベーションは13日、マーケティング支援サービスのシャノンにTOB(株式公開買い付け)を行い、子会社化すると発表した。51%の株式取得を予定し、買付代金は16億6400万円。新規顧客獲得や顧客エンゲージメント(継続的な関係性)向上などのマーケティング施策を自動化するMA(マーケティング・オートメーション)分野の事業基盤を拡充する狙い。両社はそれぞれ機能や価格帯が異なるMA製品を提供しており、相互補完や顧客対象の明確化が期待できると判断した。シャノンの東証グロース市場への上場は維持される。

買付予定数の上限は所有割合51%にあたる336万800株で、内訳は普通株式67万5600株(所有割合10.25%)、新株予約権の換算株式数268万5200株(同40.75%)。

普通株式の買付価格は1株につき650円。TOB公表前日の終値510円に27.45%のプレミアムを加えた。一方、新株予約権については国内投資ファンドのウィズ・パートナーズ(東京都港区)が保有するすべてをTOBに応募することになっている。

シャノンはTOBに賛同し、一般株主に対して応募するかどうかは個々の判断に委ねるとしている。買付期間は12月16日~2025年1月20日の20営業日。決済の開始日は1月24日。公開買付代理人は三田証券(復代理人はマネックス証券)。

シャノンは2000年にソフトウエアの企画・制作を目的に設立。2017年に東証マザーズ市場に上場した(2022年4月に東証グロース市場に移行)。2011年に統合型マーケティング支援サービス「SHANON MARKETING PLATFORM」を販売し、国産MAに先鞭(せんべん)をつけたとされる。

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