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2024/11/14

SBIホールディングス<8473>、韓国「KOSDAQ」上場で決済代行サービス子会社のSBI FinTech SolutionsをTOBで非公開化

SBIホールディングス(HD)は14日、韓国取引所「KOSDAQ」上場で決済代行サービス事業を手がける子会社のSBI FinTech Solutions(東京都渋谷区)にTOB(株式公開買い付け)を行い、株式を非公開化すると発表した。SBIHDはSBI FinTech株の77.48%を所有しており、残る株式を取得して完全子会社化する予定。SBIグループ全体で経営資源の最適配分や効率的活用を機動的に行える体制をつくる。KDR(韓国預託証券)の上場を維持するための費用や経営負担を解消する狙いもある。買付代金は259億4400万ウォン(約28億6200万円)。

買付主体はSBIHD傘下のSBIFS(東京都港区)。買付価格は韓国ウォン建てで、SBI FinTechの1株またはKDR1個につき5000ウォン(551円)。TOB公表前日の終値3450ウォン(380円)に44.93%のプレミアムを加えた。買付予定数は518万8791株。買付期間は11月15日~2025年1月7日の33営業日。決済の開始日は2025年1月15日。公開買付代理人はSBI証券。

SBI FinTechは日韓でのTOBに賛同し、株主には応募を推奨することを決めた。

同社は2011年にクレジットカートによるオンライン決済代行サービスを目的にAXES Holdingsとして設立。2011年にSBIグループの傘下に入り、2012年にSBI AXESに社名を変更。同年、KOSDAQ市場に上場した。2017年に現社名となった。

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