M&A NEWS

2024/10/31

マネーパートナーズグループ<8732>、FX同業者の外為どっとコムによるTOBを受け入れ

マネーパートナーズグループは31日、伊藤忠商事の持ち分法適用関連会社でFX(外国為替証拠金取引)事業の外為どっとコム(東京都港区)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れると発表した。外為どっとコムはFX事業が成熟期を迎えて競争が激化する中、独力での成長には限界があるとして、同業を傘下に収め、事業規模の拡大やシステムコスト削減などを通じて競争力を高める。買付代金は最大154億円。

マネーパートナーズグループはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場は廃止となる見通し。

同社株の買付価格は1株につき475円で、TOB公表前日の終値205円に131.71%のプレミアムを加えた。買付予定数は3259万9599株。下限は所有割合66.67%にあたる2173万3000株に設定した。18.49%を所有する筆頭株主の大和証券グループ本社をはじめ、複数の主要株主が合計36%余りの株式をTOBに応募する予定。

買付期間は11月1日~12月13日の30営業日。決済の開始日は12月19日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

マネーパートナーズグループは2005年、インターネットによる一般投資家向けFXサービスの提供を目的に北辰商品から分社して設立。2007年に大証ヘラクレス市場に上場。東証2部を経て2013年、FX専業事業者として初めて東証1部に上場した(2022年4月に東証プライム市場に、2023年10月に東証スタンダード市場に移行)。

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