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イクヨは、ドイツの自動車部品メーカーVeritas AGの中国法人であるKunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd.（昆山偉理塑汽車部件有限公司、江蘇省。売上高137億円、営業利益18億2000万円、純資産56億4000万円）の株式51％を取得し、子会社化することを決めた。主力とする自動車用樹脂成形品の需要が伸び悩む中、新たな製品群を取り込む狙い。取得価額は未確定。取得予定日は2025年3月31日。

Kunshan Veritas Automotive Systemsは2011年設立で、燃料パイプ、ガソリン微粒子フィルター、ターボ充電システムなどを生産している。イクヨは残る49％の同社株式について2030年3月末に追加取得し、完全子会社化する計画。

巨大地震や台風などを含めた自然災害時の事業継続計画（BCP）を見直す動きが広がる中、日本以外の地域での事業活動基盤を確保する狙いもあるという。イクヨは自動車の内外装に使われる樹脂部品を主力とし、海外では現在、インドネシアとベトナムに生産拠点を持つ。