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倉元製作所は10日、UNOクォーツ（茨城県神栖市）から石英火加工事業を会社分割により取得することを決めた。FPD（フラットパネルディスプレー）向けガラス基板加工のコストダウンと生産性向上が狙い。会社分割の対価として契約日前日である9日時点の倉元製作所株式8000万円分をUNOクォーツに交付する。取得予定日は2024年10月1日。

FPD向けガラス基板加工のコストダウンと生産性向上を目指し、ガラスメーカーや最終ユーザーとの連携強化、新規事業分野の開拓に注力する。今回取得する石英火加工事業は石英を加工して製品を製造する事業で、高精度の部品や製品を製造できる。

同社はUNOクォーツの技術と設備を取り入れることで内製化を進める。これにより大手半導体製造装置メーカーの指定ベンダー入りを実現し、安定した売上と増益を目指す。