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CLホールディングスは8日、店頭販促を手がける上場子会社のCDGにTOB（株式公開買い付け）を行うと発表した。2019年にTOBを通じてCDG株の44％余りを取得し、連結子会社としたが、再TOBで完全子会社化する。買付代金は最大53億2300万円。グループ一体の経営を実現し、顧客ニーズの多様化や高度化が進むマーケティングサービス領域での競争力強化につなげる。

CDG株の買付価格は1株につき1680円で、TOB公表前日の終値1201円に39.88％のプレミアムを加えた。買付予定数は316万8484株。下限は所有割合22.46％にあたる127万5495株。買付期間は8月9日～9月24日の30営業日。決済の開始日は10月1日。公開買付代理人はSBI証券。

CDGはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場が廃止となる。

CLホールディングスはアニメ、キャラクター、映画、音楽、ゲームなどのエンターテインメント・コンテンツを使った販促グッズの企画・製作を主力としてきたが、近年はマーケティング領域での展開に力を入れている。

CDGは1974年、和洋紙の加工・販売を目的にクリエートとして設立し、翌年からポケットティッシュの製造に乗り出した。その後、キャラクターを使った各種販促グッズに展開し、業容を拡大した。2006年に現在のCDGに社名を変更し、同年ジャスダックに上場。東証2部を経て、2017年に東証1部に上場。2022年4月に東証スタンダード市場に移行した。