M&Aニュース
M&A NEWS
2024/08/08
石井鐵工所<6362>、MBOで株式を非公開化
石井鐵工所は8日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。同社社長の石井宏明氏が設立した買収目的会社の可成屋(東京都中央区)がTOB(株式公開買い付け)を行い、全株式の取得を目指す。買付代金は最大約291億円。経営と所有を一体化して意思決定を迅速化し、主力とする鉄構(鉄鋼構造物)事業の構造改革を中長期の視点で推し進める。
石井鐵工所はTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場が廃止となる。
買付価格は1株につき8364円で、TOB公表前日の終値2933円に185.17%のプレミアムを加えた。買付予定数は347万9116株。下限は所有割合66.67%にあたる231万9400株に設定。買付期間は8月9日~9月24日の30営業日。決済の開始日は9月30日。公開買付代理人はSMBC日興証券。
石井鐵工所は1900年、発明家・実業家の石井太吉が東京・月島で創業し、ボイラー、水力発電用水圧鉄管、各種水門などの製作に乗り出した。1949年に東証1部に上場し、2022年4月に東証スタンダード市場に移行した。
現在、油槽や各種貯槽、化学用機械装置、鉄骨、プールなどの鉄構事業を主力とする。1980年代後半から不動産賃貸事業を始めた。
関連情報
M&A案件情報「SMART」SMART
譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。
ご成約インタビューINTERVIEW
-
INTERVIEW No.93
北海道密着の地質調査会社
全国展開の大手と手を組み
次世代の人材育成と地域貢献を目指す- #後継者不在
- #事業拡大
- #従業員雇用
- #老舗
- #建築・土木
-
INTERVIEW No.92
デザイン性に優れた戸建て住宅事業を展開する西日本不動産が
アスファルトプラントなどのメーカーである日工の傘下に入った狙いとは- #成長加速
- #事業拡大
- #戦略的M&A
- #従業員雇用
- #建築・土木