M&A NEWS

2025/04/10

長谷工コーポレーション<1808>、ウッドフレンズ<8886>をTOBで子会社化

マンション建築大手の長谷工コーポレーションは、自社技術とウッドフレンズの木質資源を適切に使い切る「木質資源カスケード事業」とのシナジー(相乗効果)により、高付加価値製品の開発を目指す。ウッドフレンズは愛知県を中心に戸建住宅の施工・販売を手がけ、林業から建築・販売まで一貫した製造小売りを展開している。長谷工コーポレーションのグループファイナンスを活用することで、ウッドフレンズの財政状態の改善も図る。

買付価格は1株につき1720円で、公表前営業日の終値900円に対して91.11%のプレミアムとなる。ウッドフレンズは賛同の意見を表明し、株主にTOB(株式公開買い付け)への応募を推奨している。TOBが成立すればウッドフレンズの東証スタンダード市場と名証メイン市場への上場は廃止となる見通し。

買付予定数は145万8083株で、下限は97万2100株(所有割合66.67%)。買付代金は約25億円。大株主のベストフレンズ(所有割合42.26%)と前田和彦ウッドフレンズ会長(同3.03%)は、所有する全株式をTOBに応募する。

買付期間は2025年4月11日から5月27日までの30営業日。決済の開始日は6月3日。公開買付代理人はみずほ証券。

ウッドフレンズは1982年に設立。建築物の企画設計、施工・販売、その他生活環境に関連する事業を手がけている。

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