M&A NEWS

2025/01/28

三井住友ファイナンス&リース、シーアールイー<3458>をTOBで子会社化

三井住友ファイナンス&リース(SMFL)は傘下のSMFLみらいパートナーズ(東京都千代田区)を通じて、物流施設の賃貸管理・開発を手がけるシーアールイーをTOB(株式公開買い付け)で子会社化する。SMFLグループの一員となることでシーアールイーの信用力・資金調達力を高め、物流施設の開発事業を加速させるのが狙い。TOB終了後、SMFLみらいは議決権比率を50.1%とし、残る49.9%分の株式は創業家の資産管理会社などが保有する。シーアールイーの創業者・山下修平会長、亀山忠秀社長はTOB後も引き続き経営に関与するため、シーアールイーはMBO(経営陣による買収)の一環としている。買付代金は最大217億1400万円。

買付価格は1株あたり1700円で、公表前営業日の終値1309円に対して29.87%のプレミアムとなる。山下会長の資産管理会社で、筆頭株主の京橋興産(東京都港区)が所有する1203万9200株(所有割合40.97%)はTOBに応募しない。

買付予定数は1277万3227株で、下限は所有割合10.13%にあたる297万7300株。買付期間は2025年1月29日から3月13日までの30営業日。決済の開始日は3月21日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

シーアールイーは賛同の意見を表明し、株主にTOBへの応募を推奨している。TOBが成立すれば、シーアールイーの東証プライム市場への上場は廃止となる見通し。シーアールイーの直近業績は売上高669億円、経常利益68億1000万円、純資産411億円。

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