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2024/12/19
LINEヤフー<4689>、越境EC大手のBEENOS<3328>をTOBで子会社化
LINEヤフーは19日、越境EC(電子商取引)大手のBEENOSに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。買付代金は最大538億円。インバウンド(訪日観光客)によるリピート購入需要などを背景に成長が期待される越境EC事業の基盤を拡充する。2025年2月末をめどに買い付けを始める。
BEENOS株の買付価格は1株につき4000円。TOB公表前日の終値3370円に18.69%のプレミアムを加えた。買付予定数は1345万2923株。下限は所有割合66.03%にあたる888万2500株。
BEENOSは上位3位まで国内外の投資ファンドが大株主として名を連ねる。筆頭株主のヴァレックス・パートナーズ(東京都中央区)をはじめ、米国ミリ・キャピタル・マネジメント、英国アセット・バリュー・インベスターズの3者は所有する合計27.89%の株式をTOBに応募することになっている。
BEENOSはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証プライム市場への上場は廃止となる。
BEENOSは1999年に設立し、国境をまたぐ越境EC事業で大手に成長した。海外居住者向けに日本の商品を海外発送代行(転送)するサービス「tenso.com」や、商品を代理購入するサービス「Buyee」を運営。国内向けには、世界中の商品を日本にいながら購入できるサービス「セカイモン」を展開する。
同社は2004年に東証マザーズ市場に上場。2016年に東証1部に昇格(2022年4月に東証プライム市場に移行)した。
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