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Mipoxは、研磨布紙・研磨材製品などを製造・販売する日本研紙に対して、完全子会社化を目的にTOB（株式公開買い付け）を実施すると発表した。日本研紙は海外市場での販売競争激化で厳しい経営環境が続いており、Mipoxに対して経営支援を要請していた。長瀬産業や旭興など日本研紙の大株主らはTOBに応募することで合意している。買付代金は最大9億9100万円。日本研紙はTOBに賛同している。

買付価格は1株につき97円で、TOB公表前日の終値88円に対して10.23％のプレミアムを加えた。買付予定数は1022万770株で、下限は所有割合56.59％にあたる578万4000株。買付期間は2016年5月16日～6月24日。決済の開始日は7月1日。公開買付代理人はみずほ証券。

日本研紙はTOB成立後、Mipoxを引受先とする第三者割当増資を実施する。Mipoxの払込金額は2億9900万円。払込期日は7月1日。

日本研紙は1932年に耐水研磨紙の開発・製造・販売を目的に創業。1961年に大証2部に上場し、2013年に東証2部に移行した。