M&A NEWS

2024/12/18

平和<6412>、米ファンド傘下でゴルフ場国内最大手のアコーディア・ゴルフを子会社化

平和は18日、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ傘下でゴルフ場国内最大手のアコーディア・ゴルフ(東京都品川区)を買収すると発表した。アコーディアの持ち株会社であるPJC Investment(東京都港区。売上高1197億円、営業利益251億円、純資産1223億円)の全株式を5120億円で取得する。取得完了は2025年1月31日を予定する。アコーディアは国内173カ所でゴルフ場を保有・運営する。平和は傘下に業界第2位のパシフィックゴルフマネージメント(東京都台東区、148カ所)を持ち、両社を合わせたゴルフ場は321カ所に上り、世界最大級となる。

平和はパチンコ、パチスロの遊技機メーカー大手。総合レジャー企業への脱皮を目指して2011年に、ゴルフ場大手のPGMホールディングス(現パシフィックゴルフマネージメント、PGM)をTOB(株式公開買い付け)で子会社化した。以降、積極的な買収を推し進め、ゴルフ事業を拡大してきた。2024年3月期連結売上高1363億円のうち、ゴルフ事業は962億円と全体の7割を占める。

一方、アコーディア・ゴルフは2017年にアジア系投資ファンドのMBKパートナーズのTOBで株式を非公開化。その後、2021年に米フォートレスの傘下となっていた。

平和はゴルフ場1位と2位を抱えることになるが、これまで双方が培ったきたブランドや顧客特性などを踏まえ、統合を想定せず、両社を子会社として維持する方針としている。

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