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ティーケーピーは14日、結婚式場大手のノバレーゼにTOB（株式公開買い付け）を行い、子会社化すると発表した。現在33％の所有割合を最大60％に引き上げる。買付代金は25億6500万円。株式の追加取得による子会社化で、貸会議室事業との相乗効果を引き出す。情報や人的資源の共有、顧客の紹介などの連携を進め、出店ペースの加速や両社の協業につなげる。ノバレーゼの東証スタンダード市場への上場は維持される。

ノバレーゼ株の買付価格は1株につき380円で、TOB公表前営業日の終値336円に13.1％のプレミアムを加えた。買付予定数は所有割合27％にあたる675万株。下限は所有割合18.78％にあたる469万3900株。国内投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ（東京都千代田区）は所有する合計18.78％の株式をTOBに応募することになっており、これを下限に設定した。

買付期間は11月15日～12月12日の20営業日。決済の開始日は12月19日。公開買付代理人は三田証券。ノバレーゼはTOBに賛同しているが、応募については株主の判断に委ねることを決めた。

ティーケーピーは今年6月、ポラリス・キャピタル・グループから33％の株式を取得し、ノバレーゼを持ち分法適用関連会社にしていた。