M&Aニュース

フリークアウト・ホールディングスは14日、ユーチューバー事務所を運営するUUUMにTOB（株式公開買い付け）を行い、完全子会社化すると発表した。フリークアウトは広告配信サービスを主力とするが、インフルエンサーマーケティング市場への参入を目的に昨年、TOBでUUUM株の50.97％を取得し、子会社化したが、UUUMの東証グロース市場への上場は維持していた。今回、インフルエンサーマーケティング領域の事業を加速するためには親子上場を解消し、経営を一体化することが必要と判断した。買付代金は53億2300万円。

UUUM株の買付価格は1株につき532円。TOB公表前日の終値363円に46.56％のプレミアムを加えた。買付予定数は1000万7053株。下限は所有割合15.09％にあたる307万9318株。買付期間は11月15日～12月26日の30営業日。決済の開始日は2025年1月8日。公開買付代理人はみずほ証券（復代理人は楽天証券）。

UUUMはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証グロース市場への上場は廃止となる。

UUUMは2013年、ユーチューバーの動画を利用したオンライン販売を目的に設立・2017年に東証マザーズ市場に上場（2022年に東証グロース市場に移行）。