M&A NEWS

2024/11/07

サーラコーポレーション<2734>、住宅リフォーム事業の安江工務店<1439>をTOBで子会社化

サーラコーポレーションは7日、住宅リフォーム事業の安江工務店に対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付代金は38億7280万円。主要事業の一つとして手がける住宅関連事業の業容拡大につなげる狙い。サーラと安江はいずれも東海地域を営業エリアとしており、双方の顧客基盤の活用などを通じてさまざまな相乗効果が見込めると判断した。

安江工務店はTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場と名証メイン市場への上場は廃止となる。

安江工務店株の買付価格は1株につき2150円で、TOB公表前日の終値1515円に41.91%のプレミアムを加えた。買付予定数は180万1304株。下限は所有割合62.69%にあたる112万9200株。安江工務店の山本賢治社長、同氏の資産管理会社、親族や岡崎信用金庫などの関係先は所有する合計20.84%について、TOBに応募を予定している。

買付期間は11月8日~12月19日の30営業日。決済の開始日は12月26日。公開買付代理人は野村証券。

安江工務店は1970年に創業。愛知県・岐阜県が主要地盤で、売上高の8割以上を占める住宅リフォーム事業を主力に新築住宅事業、不動産流通事業を3本柱とする。2017年にジャスダック市場と名証2部に上場(2022年4月に東証スタンダード、名証メインにそれぞれ移行)。

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