M&Aニュース
M&A NEWS
2024/05/30
三菱マテリアル<5711>、ドイツのタングステン製品メーカー「H.C.スタルク」を子会社化
三菱マテリアルは30日、オランダ子会社を通じて、ドイツのタングステン製品メーカーH.C.スタルクホールディング(売上高553億円、営業利益△15億7000万円、純資産43億6000万円)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得価額は約210億円。欧州、北米、中国に生産拠点を持つスタルクを傘下に収めることで、三菱マテリアルはタングステン事業で世界最大級となる。2025年3月末までの取得完了を見込む。
スタルクはドイツ北西部のニーダーザクセン州ゴスラーに本社を置き、タングステン粉、タングステンカーバイド粉、その合金を素材とする高品質粉末などを主力製品とする。日本にも販売網を築いている。2020年、ベトナムでタングステン精錬などを手がけるマサン・ハイテック・マテリアルズ・コーポレーション(ホーチミン)の傘下に入った。
三菱マテリアルは現行の「中期経営戦略2030」で、タングステン製品のリーディングカンパニーになることを目標の一つに掲げている。タングステンは硬度が高く、切削加工に使われる超硬工具の主原料として欠かせない。スタルクをグループに迎え、世界に生産拠点を持つことになる。国内では子会社の日本新金属(大阪府豊中市)を通じてタングステン製品を手がけている。
関連情報
M&A案件情報「SMART」SMART
譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。
ご成約インタビューINTERVIEW
-
INTERVIEW No.108
地元住民に長く親しまれてきた老舗薬局
同業とタッグを組むことで新たな事業展開を模索- #業界再編
- #戦略的M&A
- #従業員雇用
- #老舗
- #調剤薬局・ドラッグストア
-
INTERVIEW No.107
中古車販売のJapan DHAホールディングス
ブルパス・キャピタルとの資本提携で
4年後のIPOを目指し成長加速へ- #成長加速
- #戦略的M&A
- #ベンチャー
- #投資ファンド
- #小売業