M&Aニュース
M&A NEWS
2024/05/10
セガサミーホールディングス<6460>、宮崎市の大型リゾート「シーガイア」の運営子会社を米投資ファンドのフォートレスに譲渡
セガサミーホールディングスは、宮崎市の大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」を運営する子会社のフェニックスリゾート(宮崎市。売上高115億円、営業利益6190万円、純資産37億5000万円)の全株式を、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ(ニューヨーク)に譲渡することを決めた。フェニックスリゾートは2012年にセガサミーの傘下に入り、再建を進めてきたが、2023年3月期から2年連続で黒字化を達成したのを機に切り離し、主力のゲーム事業に集中する。譲渡価額は非公表だが、2025年3月期決算に約85億円の特別利益を計上する。譲渡予定日は2024年5月31日。
譲渡先のフォートレスは2011年以降、日本国内で176棟(2万7457室)のホテルを取得。2021年にかんぽの宿、2022年に静岡県熱海市の老舗ホテル「ホテルニューアカオ」の経営にも参画している。
フェニックス・シーガイア・リゾートはホテル、ゴルフ場、国際会議場、アミューズメント施設などを備える大型リゾートとして1994年に全面開業。しかし、2001年に経営破綻し、米投資ファンドに買収された。セガサミーは2012年、当時参入を目指していた統合型リゾート施設の運営ノウハウの獲得を目的として、運営会社のフェニックスリゾートを完全子会社化した。
フェニックスリゾートはその後も業績低迷が続いてきたが、2023年3月期から2年連続でセガサミー傘下となって以降最高の売上高と、営業、経常、最終の各利益段階で黒字化を達成。再建がひとまず完了したタイミングをとらえ、フォートレスに経営を託すことにした。
セガサミーは全株式を譲渡した後、フェニックスリゾートが新たに発行する種類株式を取得し、20%の議決権を保有する予定。これにより、経営への一定の関与を残す。
関連情報
M&A案件情報「SMART」SMART
譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。
ご成約インタビューINTERVIEW
-
INTERVIEW No.108
地元住民に長く親しまれてきた老舗薬局
同業とタッグを組むことで新たな事業展開を模索- #業界再編
- #戦略的M&A
- #従業員雇用
- #老舗
- #調剤薬局・ドラッグストア
-
INTERVIEW No.107
中古車販売のJapan DHAホールディングス
ブルパス・キャピタルとの資本提携で
4年後のIPOを目指し成長加速へ- #成長加速
- #戦略的M&A
- #ベンチャー
- #投資ファンド
- #小売業