M&Aニュース
M&A NEWS
2023/11/10
日住サービス<8854>、MBOで株式を非公開化
日住サービスは10日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。中村友彦社長が設立した買収目的会社のK.I.T(兵庫県西宮市)がTOB(株式公開買い付け)を行う。買付代金は最大27億6000万円。主力の不動産流通事業は市況に左右されやすく、投資用不動産や介護・飲食ビジネス、海外展開など事業の多角化による経営基盤の強化が課題となる中、長期的な視点で事業の構造改革を進めるのが狙い。日住サービスはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。
日住サービス株の買付価格は1株につき2270円で、TOB公表前の直近取引成立日(11月6日)の終値1382円に64.25%のプレミアムを加えた。買付予定数は121万6135株。下限は所有割合37.47%にあたる60万500株。筆頭株主で創業家の資産管理会社である日住カルチャーセンターが所有する24.13%についてはTOBに応募しない。
買付期間は11月13日~12月25日の30営業日。決済の開始日は12月29日。公開買付代理人はSMBC日興証券。
日住サービスは1976年に創業者の新名紀夫氏がマンション、戸建分譲住宅などの流通を目的に日本住宅流通サービスとして設立。1984年に現社名に変更し、1989年に大証2部に上場した。東証2部上場を経て、2022年4月に東証スタンダード市場に移行した。京阪神エリアを地盤とし、不動産売買・賃貸仲介を中心に、リフォーム業や建設工事も手がける。
関連情報
M&A案件情報「SMART」SMART
譲渡希望の案件情報をインターネット上に掲載し、相手企業を探索するサービスです。ストライクの持つ独自のネットワークで多くの案件を取り揃えています。
ご成約インタビューINTERVIEW
-
INTERVIEW No.104
製造からメンテナンスまで一気通貫の価値提供へ
プラント工事のプロフェッショナルが描く、大手コンベヤメーカーとの新たな挑戦- #事業拡大
- #戦略的M&A
- #従業員雇用
- #製造業
-
INTERVIEW No.103
M&Aは次なる投資へのステップ
個人買収で成長させた会社を譲渡- #成長加速
- #事業拡大
- #戦略的M&A
- #ベンチャー
- #商社・卸・代理店