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ティアは、葬祭事業の八光殿（大阪府八尾市）、東海典礼（愛知県豊川市）をそれぞれ傘下に置く持ち株会社2社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。地盤である名古屋エリアでのドミナント（地域集中出店）戦略を推し進めるとともに、関西圏での事業基盤を強化する狙い。取得価額は73億400万円。取得予定日は2023年11月20日。

ティアが取得する持ち株会社2社は国内投資ファンドの日本産業推進機構（東京都港区）が設立したNSSK‐VV3（東京都港区。売上高27億2000万円、営業利益1億6900万円、純資産13億円）と、NSSK‐TT（同。売上高16億円、営業利益3億800万円、純資産6億3600万円）。NSSK‐VV3は八光殿、NSSK‐TTは東海典礼を中核事業会社とする。

八光殿は八尾市を中心に葬祭会館16施設を、東海典礼は愛知県東三河地域に葬祭会館22施設を運営している。

日本産業推進機構は八光殿を2021年3月、東海典礼を2019年6月に傘下に収め、事業立て直しや企業価値の向上にあたってきた。