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2022/02/04
互応化学工業<4962>、MBOで株式を非公開化
互応化学工業は4日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。みずほフィナンシャルグループ系投資ファンドのMCPパートナーズ(東京都千代田区)がTOB(株式公開買い付け)を行い、全株の取得を目指す。買付代金は最大87億9200万円。短期的な業績変動に過度にとらわれず、中長期的な観点から機動的かつ柔軟な意思決定を可能にするには非公開化が必要と判断した。MBOが成立すれば、互応化学は東証2部への上場が廃止となる。
買付主体はMCPパートナーズが設立したGCホールディングス(東京都千代田区)。互応化学株の買付価格は1株につき1730円で、TOB公表日の直近取引成立日(2月1日)の終値1090円に58.72%のプレミアムを加えた。買付予定数は互応化学の藤村春輝社長の資産管理会社が保有する19.23%分を除く508万2118株。下限は所有割合47.44%にあたる298万4800株。GCホールディングスが全株式取得後、藤村氏がGCに20%を出資することで合意している。
買付期間は2月7日~3月23日。決済の開始日は3月30日。公開買付代理人は野村証券。
互応化学は1953年に化学・工業・農芸用薬品類、油脂製品、農産物加工品の製造・販売を目的に設立。1996年に京都証券取引所に上場した。市場統合に伴い2017年から東証2部上場。
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