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2021/11/15
東海カーボン<5301>、カーボンブラック製造の中国子会社を米Cabot傘下の現地社に譲渡
東海カーボンは、カーボンブラック(炭素の黒色微粉末)を製造する中国子会社の東海炭素(天津)有限公司(天津市。売上高38億3000万円、営業利益1億4000万円、純資産23億3000万円)の全株式を、米国材料メーカーCabot Corporationの中国子会社である卡博特(中国)投資有限公司(上海市)に譲渡することを決めた。市場競争の激化、環境規制の強化による操業面の制約などで事業環境が厳しさを増しており、経営資源の再分配をかねて検討していた。譲渡価額は約10億2500万円。譲渡予定は2022年2月中旬。
東海炭素は2004年に合弁会社として設立。その後、東海カーボンは2013年に合弁相手の全持ち分を取得して完全子会社化した。タイヤ、工業用ゴム部品メーカーを中心にカーボンブラックを供給してきた。
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