M&A NEWS

2011/12/05

アップガレージ<3311>、MBOで株式を非公開化

アップガレージは5日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。同社社長の石田誠氏が設立したアイエムホールディングス(横浜市)がTOB(株式公開買い付け)を行い、全株式の取得を目指す。買付代金は最大3億7400万円。中古カー用品市場ではインターネット販売の拡大など市場環境の変化が進んでおり、今後の収益性改善には株式を非公開化し、中長期的な視点に立った抜本的な投資や経営改革が必要と判断した。アップガレージはTOBに賛同している。TOBが成立すれば、東証マザーズ市場への上場は廃止となる。

買付価格は1株につき5万円で、TOB公表前営業日の終値4万500円に対して23%のプレミアムを加えた。買付予定数は7498株。下限は所有割合30.97%にあたる3750株に設定した。買付期間は2011年12月6日~2012年1月24日まで。決済の開始日は1月30日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

アップガレージは、中古自動車販売のオートフリーク(川崎市)の中古カー用品販売部門が独立する形で1999年に設立された。中古カー用品の買取・販売を行う「アップガレージ」、中古バイク・中古バイク用品の買取・販売を行う「アップガレージライダース」、中古タイヤ・アルミホイール専門の「アップガレージホイールズ」などを展開している。2011年3月期の総店舗数は112店舗。

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