M&A NEWS

2011/12/02

三條機械製作所<6437>、MBOにより株式を非公開化

三條機械製作所は、MBO(経営陣による買収)により株式を非公開化することを決めた。代表取締役社長の村田哲夫氏と取締役の松崎仁氏が所有する村田商事(新潟県三条市)がTOB(株式公開買い付け)を実施し、全株式の取得を目指す。

三條機械製作所が主力とするラベル印刷機などの工作機械事業は新興国企業との競争激化や円高による受注の減少により厳しい局面にさらされており、新技術の獲得や新領域での製品展開など抜本的な改革が必要となっていた。そのため、こうした戦略の実行に伴い発生するリスクが株主に及ばないよう株式を非公開化することにした。

買付価格は1株あたり468円で、公表前営業日の終値203円に対して130.54%のプレミアムを加えた。買付予定数は1493万2282株で、下限は995万5000株(所有割合66.11%)。買付代金は最大で69億8800万円。買付期間は2011年12月5日から2012年1月23日まで。決済の開始日は1月27日。

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