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ワールドは13日、子供服大手のナルミヤ・インターナショナルに対して子会社化を目的にTOB（株式公開買い付け）を実施すると発表した。ワールドはナルミヤの株式25％を保有する筆頭株主。TOBで所有割合を最大51.58％に引き上げる。ワールドは多様なアパレルブランドを展開するが、新たに子供服を取り込み、衣料品事業の基盤強化につなげる。ナルミヤの東証1部上場は維持される。同社はTOBに賛同している。

買付価格は1株につき1230円で、TOB公表前日の終値962円に27.86％のプレミアムを加えた。買付予定数の上限は所有割合26.58％にあたる269万930株、下限は同20％にあたる202万4600株に設定した。買付代金は最大33億900万円。第2位株主で国内投資ファンドの日本産業パートナーズ（東京都千代田区）など4者は保有する株式のうち合計202万4600株（買付予定数の下限と同数）についてTOBに応募する契約を結んだ。

買付期間は1月14日～2月14日。決済の開始日は2月21日。公開買付代理人はみずほ証券。

ナルミヤは子供服専業アパレルとして「メゾピアノ」「ポンポネット ジュニア」などのブランドを持ち、百貨店を主要販路とする。近年は「プティマイン」「ラブトキシック」のブランドでショッピングセンターに進出し、ネット販売にも力を入れている。