私がスタッフによく言っているのは「悪い情報こそ早く共有しなさい」ということです。M&Aの現場で我々が知った、相手方にとって都合の悪い情報こそ、譲渡企業側・買収企業側双方の顧客に知ってもらわなければなりません。それを知ってもなお、M&Aを実行したいというのであれば問題ないのですが、案件成立を目指すあまり、これら悪い情報を隠してしまうのは本末転倒。目指すべきは案件成立ではなく、満足いただける未来の構築であるべきだからです。
ストライクは「M&Aは、人の想いでできている。」という言葉を掲げています。M&Aの主役は人です。そこにはさまざまな想いが詰まっています。譲渡企業のオーナーは自らがつくり、育ててきた事業に愛着と誇りがあり、買収企業のオーナーにはビジネス成長のための情熱や夢があります。さらに共に働く従業員や株主の期待や希望も。そうした多くの人々の想いに寄り添うため、相手の話をしっかりと聞き、その人のことを徹底的に考える。そして、気持ちよく決断してもらえるご提案を考え続ける。それがストライクの目指すM&Aの姿です。コンサルタント一人ひとりがそのような行動をとることで、顧客と強固な信頼関係を構築することができますし、その結果としてストライクという会社が社会から信頼を得られるのだと思っています。