個人向け資産管理・家計管理ツール「マネーフォワード ME」や、企業向け会計ソフト「マネーフォワード クラウド」等を運営するマネーフォワードは、スマートキャンプを連結子会社化すると発表した。VC及び個人から総額1,998 百万円で株式72.3%と新株予約権を取得する。
スマートキャンプの提供する SaaS 向けリード獲得メディア「BOXIL(ボクシル)」は、メディア全体で月間 1,000 万以上の PVを有し、12 万人以上の登録会員(2019 年 10 月末時点)に利用される国内最大級の SaaS マーケティングプラットフォーム。本連結子会社化により、マネーフォワードクラウドシリーズの新規顧客獲得の加速や、マネーフォワードのネットワーク及び顧客基盤を活用してスマートキャンプの顧客拡大を目指すようだ。
スマートキャンプ創業者の古橋智史氏は1988年5月生まれ、東京都出身。立教大学卒業後、みずほ銀行に入行。Speee、ネットマイルを経て2014年6月スマートキャンプを設立、代表取締役に就任。今回のM&Aで一部株式は売却したようだが、引き続きスマートキャンプ代表として継続する予定。
スマートキャンプは2015年4月にソラシード・スタートアップスから2,000万円(シードラウンド)、2015年11月にグリーベンチャーズ、ベンチャーユナイテッド、アーキタイプベンチャーズから1.5億円(シリーズ A ラウンド)、2017年5月に伊藤忠テクノロジーズベンチャーズ、三菱 UFJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルから3億円(シリーズ B ラウンド)、また2019年5月にはKDDI Open Innovation Fundからも資金調達していた。