大王製紙は傘下の大王パッケージ(東京都千代田区)を通じて、段ボール製品メーカーの吉沢工業(新潟県出雲崎町。売上高15億9000万円、純資産7億2200万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。大王製紙グループとして北陸地区には段ボール製品の生産拠点がなく、空白エリアとなっていた。取得価額は非公表。取得予定日は2022年5月10日。
吉沢工業は1950年に設立。段ボールシート・段ボールケースを主力製品とし、米菓・食品向けを中心に北陸地区に有力な顧客基盤を築いている。
吉沢工業を子会社化する大王パッケージは大王グループで段ボール事業を担う。国内に13工場を持つが、北陸にはこれまで生産拠点がなく、空白を埋めることが課題となっていた。