三井松島ホールディングスは、送電線用架線金物製造の日本カタンホールディングス(大阪府枚方市)の株式50.06%を取得し、子会社化することを決めた。非石炭生産事業への積極投資の一環。取得価額は19億2700万円。取得予定日は2022年5月9日。
持ち株会社である日本カタンホールディングスは5月1日付で、事業子会社の日本カタン(同。売上高37億8000万円、営業利益5億7500万円、純資産26億6000万円)を吸収合併し、「日本カタン」に社名を変更する。
日本カタンが主力とする送電線架線金物は鉄塔と送電線を連結する部品で、国内トップクラスの専業メーカー。今後老朽化設備の更新などで送電線工事量は安定的に推移すると見られ、将来的に底堅い需要が期待されている。