後継者問題研究所とは

後継者問題研究所とは

Concept

人生の集大成ともいえる事業承継
日本の未来につながる方法を
一緒に考えていきましょう

今、企業の後継者問題が日本を揺るがせています。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、後継者不在のために存続の危機にさらされる企業は増加の一途をたどっており、廃業に至るケースも後を絶たないのが現状です。遠くない将来、事業承継の問題に直面するであろう企業も数多く、事態はますます深刻化することが予想されます。

企業が後継者不在のために廃業してしまうと、守られるべき雇用も技術も取引も、すべてが失われてしまいます。後継者問題は日本経済・社会にとって、はかりしれない大きな損失を招くリスクを常にはらんでいるのです。
後継者問題は一個人、一企業ではなく、皆で考えるべきことではないか――。
そんな思いから、私はM&Aアドバイザーとして数々の事業承継型M&Aをサポートしてきた経験をもとに、事業承継に役立つ情報を提供したいと、「みんなの後継者問題研究所」を立ち上げました。

日々、後継者不在に悩む経営者の方々にお会いする中で感じるのは、人――社員や顧客、家族――を大切にする方ほど、そして自社を価値ある企業に育て上げられた方ほど、人知れず深刻に悩んでおられる、ということです。

けれども、悩んでいるのはあなただけはありません。問題解決の糸口は必ずどこかにあるはずです。
経営者の方にとって、事業承継は人生の集大成ともいえる大仕事。
その大仕事を成功に導くために、皆さんのご意見、ご相談もいただきながら後継者問題について考えていければ幸いです。

Message

私がこのサイトを通じて伝えたいことは3つです。

1.戦略なければ勝利なし~現実的な事業承継対策を知る

私がご相談を受ける中で最も危惧しているのが、「事業承継の手法が知られていない」ことです。
ほとんどの経営者の方にとって事業承継は一生に一度の未知の領域ですから、どんな手法があるのか知らないのは無理もないことではありますが、例えばM&Aにより雇用を守り事業の発展を望む道があるにも関わらず、経営者の方は「後継ぎがいなければ廃業だ」と思い込んでいる、というようなケースがとても多いのです。
孫子の兵法「戦略なければ勝利なし」は経営戦略を語るときによく引用されますが、事業承継対策も同じ。このサイトでは、事業承継のためにとりうる具体的かつ現実的な手法をご紹介します。

2.先人に学ぶ~過去の事例を参考にする

後継者問題はプライベートな側面もあるため、個別的に考えなくてはなりません。経営者の人生が一様でないように、後継者問題もまた一様ではないのです。
けれども一方で、同じような悩みや迷いを抱えている方が多いのもまた事実です。
このサイトでは、私が過去に携わった事業承継の事例を失敗例も含めて、わかりやすく紹介していきたいと思います。どのように後継者問題に向き合っていったのか、成功の秘訣は何か、失敗の原因は何だったのか、先人たちから学べることは多いのではないでしょうか。経営者同士だからこそ通じ合う心情も必ずあることと思います。

3.善は急げ~今日から対策を立てる

事業承継対策は遅すぎることはあっても、早すぎることは決してありません。
毎日の忙しい業務の中で後継者問題がどうしても後回しになってしまうのは、とてもよくわかります。
けれども、どんな手を打つにせよ、一朝一夕に解決に至ることはありません。それなりの時間を要します。
先延ばしにするうちに業界の雲行きが怪しくなったり、経営者ご自身の体調が悪くなったりして、余裕のない中で厳しい選択を迫られる――という経営者も実際に多くいらっしゃいます。
ぜひ今日から後継者問題について考えていただきたいと思います。